ショートショートショートストーリーズ(爆)

  • 空は快晴。澄み渡る空がやけにきれいだ。そんな日は家にこもってちゃいけない。外へ出かけよう。

「今日こそ止めてみせ「恋符・マスタースパーク!!」」
湖に何か落っこちたようだがあまり気にしないで正々堂々と門をくぐって館内へ。
「…おかしいな。メイド長のお出迎えがないぜ。」
そのまままっすぐ進んで、目的の場所に着いた。箒から降りて扉に手をかける。
「よっ、また来たぜ。」
「また来たの?」
そう、そのアンニュイな声が聞きたいから。

  • 心が弱い・強いなんて言葉をむやみに口にしてはいけない。強さ弱さの基準なんて、曖昧すぎるから。なんて言っていたのは誰だったか。今となってはその言葉が五臓六腑に染み渡る。

「なんだか年寄りみたいですぅ」
「なんだとぉ!!」
「しょうがないですぅ。引きこもりは体力ないですから。」
「言ったなこの性悪人形が!!表に出ろ!」
「望むところですぅ!!」
赤い人と蒼い人は語る。
「ははは…」
「まったく、使えない家来ね。」
「でも翠星石があんなに楽しそうなのを初めてみたよ。」
「きっとああいえばこういってくれるからかしら?」
「そうかもしれないね。」
「はぁ…。ジュン、紅茶を入れてきて頂戴……あら、居ないわね。まさか本当に出て行ったの?」
今日も桜田家は平和だ。
きっと、誰も素直になれないあたりが。

  • 意外にも暖かかくて、心地よかった。それはきっと、人のぬくもり。