どぅっはーーーーーー

  • 休んだ甲斐があったぁぁぁぁぁぁぁあ!!!
  • ということで、以下超ネタバレの「時計仕掛けのレイライン 朝霧に散る花」感想です。
  • ネタバレ注意。
  • まさかの第一作からの伏線を3作目で回収するあたりにすごさを感じた。物語の重厚感とかでいうと多分シュタゲとかの方が上なんだろうけど、個人的には驚愕とか、何気ない会話に盛り込む物語の解答とか言う意味でG線上の魔王以来の名作だと思う。3作目全力で待った甲斐があったし、会社休んでやった甲斐もありました。
  • 前の日記(2014/1/17)で考え付いてたことに対しての回答とかなんとかは以下のような感じ。
  • 三厳のあり方

・火災で肉体が殆ど焼けたので満琉が欠損を補う形でホムンクルスとして再生させたのは事実。
・魔力が無かったが、理由が妹へ全て流し込むようにアンデルがセットしたから。満琉が体調を崩すのは『本来相容れない他人の力を持ち、行使しているせい』のと、『単純に器が無い』せい。
・そして、アンデルが意識として住み着いている=災厄の魔女の本体はこっちだった。
・2作目に出てきたなぞの声もアンデルと判明(物語の進行で納得できるが、ガイドブックでも明言されている。)。
・力が戻ってすぐに微細なコントロールが必要な作業(20年前の生徒の消火)が出来るとかすげーと思っていたらアンデルの手助けがあったようで、三厳単体ではコントロールが困難であることをアフターで認めている(モー子after(another)参照)。

  • 何故火事は起きた?

・天秤瑠璃学園の方は物語中で全て真相が語られているが、三厳の方は結構曖昧になっている。ただ、アンデルの感じからすると恐らく瑠璃学園と似たような流れだった(ガイドブックに明言)。
・つまり、魂の上書きを行う(これは物語中でも語られている事実)→精神的動揺(もしくは本来の魔力ではないので、効果の継続にどこかで失敗した可能性有)により効果が切れる→コントロールを失い魂を燃やす。

  • 睦月が寄り代として重宝されていたのは?

・実験体として時を止めて保管されていた20年前の生徒(作中では小太郎だが、実際は「誰か」でよかったと思われる)と魔力の親和性のマッチングがあったからでは?
・実際、魂が燃えたのはアンデルと魔力的に相容れる人だった…と作中でも書かれている(はず)。
・もしくは、誰でもよかったか家族背景的に怪しまれない人を選んだかのどちらか。(とすれば友好関係まで調べるはずなのでモー子の存在を失念していたのがおかしいのだが。)

  • 過去編の過ちについて

・過去編を見ると何が間違いだったかある程度明言されているが、その他にもクラスメイトへの紹介の方法がまずかったのが今回の事件の第二の遠因とも考えられる。(親戚とかでごまかしがきいたはず。)

  • 小太郎は学園に足を運んでいたら?

・終幕で現れており、パラドックスの観点から(特に第一幕〜第二幕(消えるまで))学園内に足を運ばなかった(と、本人が断言している)。
・でも、未来モー子(ラズリットの遺品を使ったモー子のこと)が黒谷として存在していることがあったので可能なのか?
→魂の上書きを行えば可能かもしれない(事実、魂の上書きを行うことで睦月が小太郎になっており、三厳やモー子は睦月と認識できなかったので。)。
・黒谷とモー子は上述の理由があったからいいが、恐らく小太郎だと衝突してしまうのでよからぬ結果になった可能性有。
・第三幕であれば出ても衝突の可能性はかなり少なかったと見られるが、本人の性格上空白の期間(睦月に戻ってから〜三厳が魔女の力で小太郎を解放するまでの間)における与り知らぬところでの不意な登場は危ない…と考えていてもおかしくない(特査での活動や過去の事象を通して十分理解していたと考える方が自然。)。

  • アンデルはどうなった?

・眠りについた可能性が大きい。
・意識としては三厳に残っているが、20年前の生徒を解放出来たこと、三厳がコントロールしようとしていることを見て自身の役割は一先ず終了したと見る。
・満琉が火事を起こしたときに力を使い記憶を改ざんしたりした→代償として10年(?)ぐらい活動不能になったということを考えると三厳が暴走した時に備えているようなイメージか。

  • モー子が宝物庫から脱出する際、何故あの遺品だけ使えたのか?

・ラズリットの日記の最後にラズリット自らが遺品となった描写がある。モー子が消えた後、リトが通りすぎた魔力(?)に知っている口ぶりをしたのはそのせいとみられる。
・従って、ラズリット自身を封印することは出来なかった可能性大。学園側としても20年前の真実を知ることが出来ない遺品だったので余り気にしていなかったのではないか(もしくは、ラズリットの力によりホムンクルスに認識が出来なかったというような可能性はある。)。
・過去に戻り、使用した時から未来になるまでその人と気づかれなければその未来へ移動できる…という遺品らしい。
・但し、ラズリットの死(=火事が起こり終わった)より前に戻ることが出来ないのはセディの日記でリトが説明している。

  • まぁ、細かい考察は私はしないタイプですが(文章よんでねーじゃねーかという突っ込みはなしで)思いついた辺りはこんな感じ。
  • 物語の根幹とエロを分けるあたりがグリザイアっぽいですが、グリザイアと比べて予想がつきにくかったので個人的には楽しかったです(あっちは一姫生存が2部で完璧に予期出来たのが微妙に冷めていたのとafterの出来が…)。
  • 私としては、三厳×アンデルという妙なカップリングにすごい興味があるんですがどうしたらいいんですかね。いや、三厳×モー子が鉄板なのはわかるしいいんだけど、災厄の魔女的パワーとか何とかいろいろ…物語の進行的にモー子とは遊びだったのね!という展開にしかならねーのがキツいですが。
  • やはりそろそろ衰えていた妄想力を文筆にする力を鍛えなおす日が来たのか…!

…とか言っているうちは鍛えなおさない模様(帰れ