日本代表後半戦

  • 日本はボール保持を強める形になってリスクを犯さない方向へ。守備に回った時に若干笛が日本有利っぽく見えたが…それでもチャンスを与えずにうまく処理していたように見える。ただ本田が前に出て(ヤフコメを見ると名波さん曰く本田が前に出ることでよかったようだが…)2TOP気味の配置になったことで中央がら空きの結果に。6-4の分断サッカーになっていた。ボランチに仕事をさせないイラクはさすがだったが、DFからのボール配球という面を見ると吉田や伊野波はがんばっていたような気がする。最後の方は本田の惜しいヘディングシュートなどもあったが全般的に落ち着いた試合になっていた。
  • 今後中央を消してくる際の攻撃の対処という面を見るとそれなりに出来ていたような気がする。2点目が取れればなおよしだったが。特に清武-長友ラインは清武がパスを配球してうまく長友の運動量を使っていた。後は長友のプレイにもう少しずるさが出てこれば2点目も取れていたかもしれない。サイド攻撃からのフィニッシュの仕方についてはまだまだといったところか。清武のゴールへ巻くクロスはさすがだった。中央の本田が体を当ててキープして崩せるようになれば尚よしだろう。がんばれ本田さん。
  • 伊野波は今回落ち着いていたように思う。UAE戦はあちゃーというところが見受けられたが今回は冷静だった。とはいえ監督からするとまだまだなのかもしれない。逆に駒野は守備面がやや不安に見え、アウェーでの不安感を覗かせたように見えた。
  • イラクは予想通りの展開で主力を投入したが冷静に対処されてしまっていた。マンCvsサウザンプトンで後者が取った(2部得点王を後半投入。一時は1-2とリードする)やり方と似ていたが、やはり若手主体だったのが響いたか。とはいえ体の強さ、攻撃の封じ方はしっかりしていた。アウェーでは苦戦が予想される。
  • 主力が3人不在であったがホームでそれなりに戦えることは示した。しかしチームの真価は親善試合のブラジル・フランス戦や予選アウェー戦で示されるので、ここまでの結果は良しとしつつもこの先注視したい。